自転車の方向指示器を見なくなった
昔、フラッシャーって流行りませんでした?
いつも友達の自転車の後ろを走って追いかけていた。汗だくで。
教育方針かお金の問題だったのか分からないが、中学生まで自転車を買ってもらえなかった。でも恥ずかしかったとか、つらかったという記憶はない。
当時、方向指示器がついた自転車が流行っていた。それも流れるように光るフラッシャー式があこがれだった。車体の形や色などどうでもよかった。
買ってもらったときは心底うれしく、家の中に入れて眺めていた。ときどきフラッシャーのスイッチを入れてはウットリしたりして。
ただ、その喜びは長続きしなかった気がするし、流行もいつの間にか収まった。
あの強烈なあこがれは何だったのか? 単におもちゃ感覚だったのか。まるで車を運転しているような気分を味わえる、という自転車メーカーの狙いが当たったのか。
で、その方向指示器だが、今はまず見かけない。そういえば、バックミラーもブレーキランプも見ない。
どうして当たり前のようについていたパーツ・機能がなくなったのか。あれらはそもそも不要なものだったのか?(今も健在だったらごめんなさいm(__)m)
最近の自転車は高性能化して驚くほどスピードが出る。電動アシストも普通になった。自転車と人の衝突事故もしばしば報道されている。
方向指示器の有効性は知らないが、今こそ、周囲の安全確認や事故防止のための機能が必要なのではないか。
最近、歩道を歩いていて予測を超える速さで近づく自転車とぶつかりそうになったので、そんなことを考えてしまった。
自分の動体視力が落ちていることを棚に上げて。
そのうち衝突回避装置付きとか自動運転とか、そんな自転車が登場するんでしょうか。