雪国の暮らしを思う
ドカ雪の恐怖
昨日からの大雪で、一面の銀世界になった地域も多いようだ。
普通の降り方であれば、こまめに雪かきをすればいいが、ドカ雪のときの雪かきは想像を超えた大仕事だ。
昔、北海道にいた頃、飲み歩いて帰宅したら大雪でドアが開かず、雪かきですっかり酔いも醒め、凍えながら部屋にたどりついたことがよくあった。
妻が急に産気づいたのも大雪の晩だった。タクシーはあきらめ、マイカーに積もった雪を大慌てで蹴散らして病院に向かった。雪はもう腰の高さぐらいまであった。
勢いをつけて走りたいのだが、体にさわらないよう静かに走るので吹き溜まりで何度もスタックして焦りまくった。
今は道路もタイヤもよくなっただろうが、北国の人にとってドカ雪は難敵であることに変わりないだろう。
北国の長い冬が始まった。冬にも楽しいことはある。そしてその向こうに、すでに春は待っている。