「動く」ことで何かが変わる
やりたいこと探しの結果
ことしもあと10日余り。コロナ襲来という予想外の年だったが、とりあえず「動く」ことの大切さを学んだ一年だった。
年の初め、「50代のうちにやりたいことをやる」と意気込み、やりたいことをノートに書き出した。
登山、旅行、食べ歩き、四国遍路、秘湯巡り、瀬戸内島巡り、英会話、漢字検定1級挑戦、行政書士試験再挑戦・・・なすすべもなく全滅。
しかし、よくやったと思うこともある。
農業ボランティアはその一つ。きっと続かないだろうと自分でも思ったが、半年間で20日余り、援農に出かけた。汗だくの草刈り、水やり、収穫、畝づくり、種まき、落ち葉掃き・・・。今は、畑に行ける日が待ち遠しい。
素人の力など知れたものだと自覚しているが、「助かりました」と言ってもらえることに素直に喜びを感じる。「行ってみるか」と、一歩を踏み出してよかった。
そういう意味では「禁酒」も大きな一歩だった。休肝日など知ったことではなかった自分が、半年以上酒を飲んでいないとは信じがたい奇跡だ。
コロナで「必要なもの、必要でないもの」を考えさせられたことは、自分にも大きな変化をもたらした。
ただし世の中、必要なものだけではつまらないし、回らない。今こそ、そういう頑なさを捨てるべき時代だし、そろそろ酒は再開しようかと思う。大丈夫か自分?
もう一つ心がけて成功したのが「嫌なことを注視しない」こと。人間嫌なことほど気になるものだが、そんなもの、そんな人をわざわざ注視しない、聞かない、触らない。
感情の無駄使いはやめる。興味のあること、好きなことに力を向ければいい。
逃げたっていいじゃないか、学校だって、会社だって、命賭けて行くところではない。
さて、来年の「やりたいこと」でもぼちぼち考えようか。