きんかんの甘煮
なつかしい、このほろ苦さ
またまた農家からのいただきもの。今回はきんかん(金柑)。
手伝いのあと「好きなだけもいでって~」とありがたいお言葉。
小ぶりながら色鮮やかな実を30個ほど”収穫”。なんと枝には立派なトゲが。
そっか柑橘系だもんな、と納得。
柑橘系植物のトゲは、動物などから身を守るためという説もあるそうだが、最近の品種改良されたミカンなどにはないらしい。
そのまま食べると口の中がすっきり爽やか。なつかしい・・このほろ苦さ。
重さはざっと300グラム。
ネットで食べ方を検索すると「甘露煮」や「ジャム」のレシピがいろいろ。
「甘露煮」にして、おせち料理にも入れるのか・・。
事前に下茹でをして・・という根気もないので、ただ煮るだけにする。
まずは水洗いして半分に切り、種を押し出すようにして取っていく。
つま楊枝を使ったが、結構ちまちまな作業・・・。
はちみつを大さじ3杯入れる。白ワインを入れると美味しいというレシピがあり、家にないので賞味期限がとうに切れたシェリー酒(流し台の下で熟成)を少量入れる。
混ぜて30分ほど放置し、なじませる。
中火で沸騰させ(面倒なのでアクもとらず)てから5分煮たあと、アルミホイルで落とし蓋をして弱火で5分煮たら出来上がり。
少し甘味が足りなかったので、砂糖を足してさらに煮詰めたらいい感じに仕上がった。
独特のほろ苦さがそのまま残った素朴なデザート。
面倒でも種は取ったほうが、味がすっきりすると思う。
きんかんの皮には、レモンと同じくらいのビタミンCが含まれているとか。
ヨーグルトと一緒に食べても美味しかったです。