ハムエッグな日

まあいい一日だった、という記録

土いじりがしたくてプランター栽培を始める


春本番を知らせる土の匂い

空気中に土の匂いがすると、「これで春だな」と思う。

「これで」には、もう寒さがぶり返すことはない、という安心感が含まれる。

子どもの頃、この土の匂いを嗅ぎたくて、わざわざ花や木の植わった畑を横切って学校に行ったことを思い出す。

入院してすっかり筋力が衰えてしまった。とくに握力が弱くなり、ペットボトルのキャップを開けるのもひと苦労になった。

いい陽気なのに農家に行けないし、畑仕事が出来ないのがもどかしい。

で、家で野菜を作ってみようと思い立った。

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時なし 小かぶの種

ホームセンターで野菜の種を探す。同じような人がたくさんいて驚く。

プランターでも簡単に作れる」というキャッチコピーに魅かれ「小かぶ」にした。

正式には極早生品種の「金町小かぶ」というらしい。千葉県の「アタリヤ農園」社の種で、生産地はイタリア。ん?

まきどきは、東京だと3月下旬とあり、少し早いけど決行。

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防虫ネットをかける

肥料配合済みの培養土に種をまき、たっぷり水をやって日当たりのいい場所に置く。

種の袋に書かれた「発芽率85%以上」の文字がたのもしい。

アブラムシ対策として防虫ネットもセットし、「畑仕事」終了。

そして10日が経って・・・。

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10日後

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小さい双葉が

う~ん、期待どおりの高発芽率。鮮やかな黄緑色の双葉が愛らしい。

ネットで調べると、このあと3回ぐらいの間引きと追肥が必要なようだ。

このかぶ、「 甘味と風味があり煮物・漬物・油炒めに適す」とある。

収穫時期は5月のようだが、どうなることか。これからの「農作業」が楽しみだ。

盆栽用の「もみじ」まで

勢いにまかせ、ネットで「山もみじ」の苗まで買ってしまった。

前々からもみじの盆栽には興味があったが、さすがに年寄りっぽいな、と静観していたのだ、自分の歳を棚にあげて。

でも、やりたいことはやるべし、と病気が教えてくれたので、思い切って買ってしまった。

すでに形になったものは高いので、(送料とほぼ同じ値段の)小さいやつ。

思い切ってと言うわりに、ちっさい・・・。

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山もみじの苗

育て方はこれから調べて、じっくりやろう。

これで土いじりへの欲求はひとまず満たされ、幸せな気持ちになれました。