夕暮れどきの桜
東京の桜はほぼ満開
日中は曇っていたのに、きれいな夕焼けが見えた。
午後6時、東京・新宿のJR四ツ谷駅に近い土手からの光景。
ずいぶん日が長くなった。時刻を知らせる上智大学の教会のベルが、あかね色の空にそっと溶けていった。
土手の桜は最近の強風にもかかわらず、ほぼ満開。人間でいえば、青春まっさかり。
青空の下とはまた違い、日が落ちかけた時分の桜も風情たっぷり。
たまたま用事が長引いたので、「土手の桜でも冷やかすか」と寄ってみてよかった。
宴会をする人たちの姿がなく、どことなく寂しいが、コロナ禍でも2度の桜を愛でることができたことはありがたい。
それにしても、桜というのは入学式に合わせて咲くものと思っていたが・・・。
「いつの時代の話よ」と、桜をバックに卒業写真を撮る若者たちに言われそうだ。